Great Northern Hotel/グレート ノーザン ホテル

Kings Cross St Pancras Station, Pancras Rd, London N1C 4TB

「世界初の偉大な鉄道ホテル」との称号を得て、最近改装を済ませたばかりのグレート・ノーザンホテル。12年に亘る休業期間と4,000万ポンドを投じた改装工事を経て、2013年に再オープンを果たした。かのルイス・キュービット設計による曲線のファサードと建物は一新され、客室は寝台列車のような内装に。1846年に建てられた建物とその立地に纏わる物語を連想させる。

非常に便利なロケーション。地下鉄、ユーロスターの駅は目の前だ

客室の改装は贅を尽くしており、ヒプノス社の硬めで寝心地の良いベッド、エジプト綿の高級リネンなど、居並ぶ他の5つ星ホテルを上回るこだわりよう。私たちがロンドンで宿泊した数あるホテルの中でも、最も熟睡できたのがこのホテルだ。金庫のような防音窓のおかげだろう。

客室の内装はアールデコとモダンイタリアンが融合したもので、レザー、カットガラス、磨き上げられた金属が惜しげもなく使われている。しかもこれだけのラグジュアリーとスタイリングを誇る客室に、ロンドンにしては手頃な価格で泊まれるのだ。ここはシチズンMバンクサイド、ザ・ホクストン、エースホテル、ショーディッチと並んで、ロンドンでは(デザイン/ライフスタイル空間の点において)現時点でベストバリューに属する。

キュービットタイプの客室

客室は3種類。クーシェット(Couchette)は最も狭い低価格帯の部屋で、プラットホームベッドが寝台車に似て良い感じだ。キュービット(Cubitt)は最も客室数が多く、ザ・リスト一押しのタイプ。高さのある二重窓と、一部の部屋にはロールトップ型バスタブもある。ウェインスコット(Wainscott)は全室が最上階にあり、天井・壁・床まで美しいダークウォルナット材で仕上げてあり、一番良い部屋に思えるかもしれない。ただ実際には少し暗い気がした。下の階にはあるゴージャスな高い窓がないからだろう。

ホテル内のレストラン「Plum & Spilt Milk」はエレガント

ユーロスターでパリとロンドンを行き来する人にとってはこれ以上の選択肢はない。駅は道を渡った目の前だ。新規開業でどのホテルチェーンにも属していないため、私たちが愛憎半ばする感情を抱くいわゆるチェーン系ホテルの標準化されたサービスはここにはない。サービスは均質でなく、レイアウトには多少分かりにくい点がある(キーがないと廊下に出られない、チェックインがもたつくなど)が、どれも取るに足らないことだ。

ぜひ再訪したい、若々しいホテルだ。

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