One Aldwych/ワン オルドウィッチ

1 Aldwych, London WC2B 4BZ

グローバルブランドの5つ星ホテルが軒を連ねるロンドンでは、意外なことに独立系ホテルが人気と注目を集めている。だが、ワン・オルドウィッチは別格だ。コンテンポラリー且つラグジュアリーな全105室(スイートルーム含む)を持つこのホテルは、もとは1907年に建てられたエドワード調の建物で歴史的建造物に指定されている。ウエストエンドの有名劇場にもほど近い、観光客にとって絶好の立地を誇りつつ、ロンドンの最高級ホテルとしては比較的財布に優しい、そんなホテルだ。

この建物は当初、パリとロンドンのリッツ・ホテルと同じ建築家がモーニング・ポスト紙の社屋として設計したもの。だがこのホテルの魅力はそんな建築美だけに留まらない。私たちにとってこのホテルの最大のポイントは、サービスとゲストエクスペリエンスに対する独自の姿勢にある。宿泊客に対するスタッフの割合はロンドンでもトップクラス(と聞かされた)。つまり、ゲストそれぞれに合わせたきめ細かいサービスが受けられるし、組織運営も隙がなく非常にスムーズなのだ。ここでは、廊下にルームサービスのトレーが出されたままになっていたり、「Make Up Room」の札がかかった状態になっていたりするのを見ることはまずない。ホテル側は宿泊エリアの廊下に余計なものが一切ないよう、常に細心の注意を払っているのだ。

ストランドという至便な立地

歴史の重みとモダンさが調和したロビー

客室内はコンテンポラリー・ラグジュアリーなテイストで統一。フレッテ(FRETTE)のベッドリネン、ハイエンドのアメニティ、オリジナルのアートワークが迎えてくれる。スイートルームだけでなく全客室に毎日、新しい花とフルーツが届くのも嬉しい。エントリーレベルの客室は24~27平米、ほとんどの部屋は34平米と、ロンドンのホテルにしては広い方だし、何より防音がしっかりしている。窓から外を見れば劇場に向かう人混みや、道路を行き交う2階建てバスやタクシーが見えるが、室内は二重窓と頑丈な建物などのおかげでとても静か。まさにサンクチュアリだ。

ワン・オルドウィッチのオーソドックスな客室スタイル

そんな居心地の良い部屋からゲストを誘い出すのが、ホテル内に併設された素晴らしいレストラン、そしてフルサービスのフィットネスやスパだ。中でも塩素フリーの18mプールは、水中音楽やクールな照明も含め、なかなかのもの。フィットネスセンターは広くて設備も充実しているし、スパには3室もの大きなトリートメントルームを擁する。この他、宿泊客専用施設としては「ラウンジ・アット・ワン(Lounge at One)」がある。ここはさしずめゲスト専用のプライベートパブ。マティーニを飲んだり、英国出身のファッションデザイナー、ポール・スミス氏が自ら選んだという書籍を眺めたりして過ごすことができる。

ワン・オルドウィッチにはアクシス(Axis)とインディゴ(Indigo)という、2つのレストランがある。どちらも5つ星ホテルのレストランに良くある、市井のレストランの2歩も3歩も先を行く内容だ。特にアクシスは農家直送の食材を使うなど、英国色を前面に打ち出しているのが印象に残った。だが私たちの一番のお気に入りは、ロビー・バー(the Lobby Bar)。サンデー・テレグラフ紙はここを「世界で5本の指に入るホテル内のバー」に挙げている。何杯かカクテルを試した感じでは、私たちもこれに同意する。よりモダンなラグジュアリーをお探しなら、隣接するスーパーファッショナブルなMEロンドンをチェック。どちらもおすすめだ。

シアタールームにも高級感が漂う

落ち着いたムードの宿泊客専用ラウンジ

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