Rosewood London/ローズウッド ロンドン

252 High Holborn, London, WC1V 7EN

ブレイクス、クラリッジ、サヴォイ、ドーチェスターなど錚々たる5つ星ホテルが居並ぶロンドンにあって、他のホテルとの差別化を明確にするには圧倒的な何かが必要――それをやってのけたのがローズウッドだ。

香港に本社を置く高級ホテルグループがここをオープンしたのは2013年10月。だがローズウッドにはグループの他のホテルとは異なり、旧態依然としたラグジュアリーは採用されていない。ローズウッドにあるのは、大胆でゴージャス、モダンでありながら機能的でエレガントな抑制美だ。 まず、「愕然」という言葉が最もよく似合うのが、ヨーロッパでもトップクラスのエントランス。エドワード様式の前庭は壮麗の一言。スマートな装いのスタッフが、ホテル所有のジャガーやアストンマーチンDB9の間から出迎えてくれる。その装いたるや、ダウントン・アビーとシャーロック・ホームズを足して2で割ったような制服だ。館内に足を踏み入れればロビーにも驚愕することだろう。全体が赤銅など高級感溢れるテクスチャーで埋め尽くされているのだ。

全309室、エントリーレベルは31平米からと、他の最高級シティホテルより狭いことは否めない。だが内装は高級木材、豪奢な椅子、イタリア製大理石のバスルーム、イタリア製リボルタ・カルミニャーニのリネンなど、どれをとっても最高級。圧倒的な存在感と広さを誇るスイートルームもたくさんある。

燦爛たる大理石の階段

リビングルームのアート

ローズウッドホテルの建物は重要建築物に指定されており、ホールや廊下にも見どころが多い(インコが飼われた鳥カゴも!)。キューバ産のマホガニー、7種類の大理石、そしてルネサンス様式の7階まで続く総大理石の壮麗な階段は特に要チェック。細部から外観に至るまで、そのこだわりと完成度において他の追随を許さないローズウッドを、私たちはロンドンのNo.1ホテルに推したい。

文字通り「愕然」とするロビー

客室の内装もゴージャスで、素晴らしい。写真はエグゼクティブタイプ

カレー、カクテル、ティーが楽しめる「スカーフェズ・バー(Scarfes Bar)」

バー・レストランの選択肢は迷うほど多い。私たちの一押しはカジュアルで楽しい雰囲気の「ホルボーン・ダイニング・ルーム(Holborn Dining Room)」。ハイ・ティー、美味しいカレー、ドライ・マティーニ(ステアでなくシェイクで)を楽しめるこのバーはデカダンスな内装。店名は英国の有名風刺画家ジェラルド・スカーフェに由来しており、店内の大理石の壁には同氏の作品が描かれている。シングルモルトだけで200種類以上、ハウスメイドのスロージンもあるとなれば、このバーは真剣な酒飲みとカクテルマニアのための場所と言っても過言ではない。また、ここのフィッシュ&チップスはテムズ川の北側でおそらく一番だろう。

敢えてデメリットを挙げるとするならば、ハイ・ホルボーンという立地か。このせいもあって、ザ・コンノート(The Connaught)や45パーク・レーン(45 Park Lane)など、ハイクラスなエリアに位置する同等ランクのホテルよりも、僅かだがお手頃なのかもしれない。

明るい佇まいのプレミアルーム

エントランス。通称「ブロンズ・ギャラリー」

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